マリオ「ピーチ姫の桃色天然水…マンマンミーアミーア…」





1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 16:14:48 ID:6Q2IK48UO

ピーチ「マリオ…?」
マリオ「オレ オマエ スキ オカス OK?」
ピーチ「NO!NO!!!」
マリオ「イヤッフゥ!!!マンマミーヤッ!!!」




2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 16:17:43 ID:uBSORM5eO

キノピオ「マリオ…?」
マリオ「オレ オマエ スキ オカス OK?」
キノピオ「NO!NO!!!」
マリオ「イヤッフゥ!!!マンマミーヤッ!!!」




3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 16:19:06 ID:cIjBvxXZO

スレタイ吹いたwww




4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 16:20:04 ID:j5iHER8F0

マリオ早まるなwwwwww




7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 16:21:16 ID:gOrJ6UjYO

これはひどいwww




11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 16:22:45 ID:GCynNiQ60

面接の結果連絡がないモヤモヤした気分が少し晴れたw




23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 16:51:04 ID:6Q2IK48UO

マリオ「ォフォウウウウウ!」
マリオ「ファィヤフゥオウアアアア!!!!!!!」
ピュ!!!!ピュ!!!!
ビクン!ビクン!ビククククククク!ビッック!!!!!
ピーチ「…グスン。」
マリオ「…ふぅ。この淫乱雌姫め。エロい体しやがって。」
ガラガラ!
マリオ「フォウッ!?」
クッパ「…貴様。」
マリオ「マンマミーヤ…。」




26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 17:01:38 ID:6Q2IK48UO

マリオ「まままま、待てよwait誤解だ…夢だよ夢。ドリーム、ドリーム…ドリームイズワンダフル。」
クッパ「氏ね」
バクシ!
マリオ「オ"オウ"!!!」
クッパ「人の女に手だしやがって。人の城から女を連れ出しては犯すこのチン粕野郎。」
ぺっ
クッパ「いくぞピーチ。」
ピーチ「うん!早くいきましょ!さよならマ ラ オさん!」
マリオ「…。」




29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 17:20:08 ID:6Q2IK48UO

あの時のピーチは泣いていると言うより、酷く怒っていたようにみえた。
その頃からだろうか。
体が壊れ始めたのは。
骨がキシキシと悲鳴を上げ、いつしか俺は跳べなくなった。
はは、もしクッパが今の俺を見たら唾でも吐いてほくそ笑むんだろうな。
さよなら任天堂。




36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 17:38:10 ID:6Q2IK48UO

マリオ「そいやさー!そいやさー!」
寒い冬の夜、配管工でせっせと働く男が一人。
彼の顔のシワや顎髭、口髭が彼を年齢以上に老けさせていた。
キノ五郎「おーい!マリオ!そろそろ上がるぞ。」
マリオ「ういっす。」




37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 17:52:12 ID:6Q2IK48UO

キノ五郎「お疲れさん。また明日な。」
マリオ「ありがとうございます。」
キノ五郎さんは町の小さな配管工会社の上司で、町での生き方から何からなにまで教えてくれた恩人でもある。
時間は深夜2:00をまわっていた。
マリオ「ふぅう…今日は冷えるなぁ。」
冬の風が体を突き抜ける。
身震いしつつも俺はいつもより少しだけ急ぎ足で家路を辿った。




38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 17:55:56 ID:6Q2IK48UO

途中でGEOキノコ王国支店に寄った。
金は無いが新作AVのタイトルくらいは見ておきたかった。それと任天堂の新作ゲームにも定期的に目を通している。
仮にも自分が長らく付き合っていた会社のゲームだ。
あの事件を期に任天堂をクビになった俺だが、後輩の頑張る姿くらいは見ておきたい。
マリオ「ついにクリボー君も主役になったか。昔から踏まれても涙だけは見せないヤツだったからな。「僕はこの役に誇りを持ってます。いつかマリオさんみたいになりたいです。」なんて言ってたっけかな。」
かつての敵役でさえも出世してることに時代の推移を感じる。




39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 18:10:30 ID:6Q2IK48UO

子供キノコ「母ちゃん!クリボーパーティー2買って!」
子ども達が商品棚の前でわめいている。クリスマスシーズンを狙って販売しているゲーム達は皆有名なタイトル物ばかりだ。
そんな中、俺は安っぽいカートを覗いていた。
『スーパーマリオブラザーズ』、『スーパーマリオ64』、『スーパーマリオギャラクシー』
200円ポッキリのかつての栄光を目を細めて眺めては手に取ってみる。
「さぁ君もマリオと一緒に飛び回ろう!」
元気そうな髭の男を中心にかつての仲間達が笑っている。
今の子達はこんな陳腐なゲームには目もくれないんだろうな。




40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 18:22:33 ID:6Q2IK48UO

昔は町を歩けば人が振り向き、写真をとったり握手したりした。
ファンだった女優のデイジーさんまで握手を求めて来た日には一生手は洗いません。なんて言ったな。はは、ははは。
今じゃ誰も振り向かないし気付かない。そりゃそうだと自虐に走っては泣いていたが今は涙さえ出ない有様だ。
そうこう考えてる内に家についた。




42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 18:37:00 ID:6Q2IK48UO

マリオ「ただいま〜。」
ヨッシー『でってぃう。』
こいつはヨッシー。俺の愛龍。これでも立派なザウルスなんだ、可愛いものだ。
すっかり老け込んだ中年の男と痩せこけた恐竜は暖炉の前に座った。
マリオ『すまねぇな。今日も餌は無しだ…。』
ヨッシー「…。」
マリオ『もうすぐ給料入るから。それまで待ってくれ。』
マリオ『うめぇ飯たらふく食わせてやるから。』
と、少し苦笑いして、毎日の習慣的に壁に掛かった写真を見ていた。




43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 18:46:01 ID:6Q2IK48UO

マリオ『懐かしいなぁ。』
その乾燥してパキパキの写真にはまだ小さい恐竜とマリオの弟や、ピーチ、キノコ達が笑顔で写っていた。
この時は俺以外はみんなゲーム初出演の新人だった。
よく皆で飲みにいったり騒いだりした。キノピオのヤツが舞台裏で煙草吸ってた時は叱ったり、皆から差し入れもらったり、何から何まで楽しかった。
ピーチとクッパはあの頃から凄くいいカップルだったな。…はは。マリオは間を置いて、また苦笑いした。




46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 18:55:55 ID:6Q2IK48UO

写真の後ろには寄せ書きがしてある
「マリオさんは役者の鏡です。」「貴方に会えて人生変わりました。」「いつか立派なキノコになります!」「マリオさん万歳!」「貴方みたいな人と付き合いたいです(はぁと」「マリオさんとの共演は僕の一生の宝物です。」
等と沢山の賛美の句が寄せられている。
あれを全て読んだ時ゲーム役者始めて以来初めて泣いたのを良く覚えている。
任天堂で良かった。ってね。




48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 19:07:26 ID:6Q2IK48UO

マリオ『あの時のお前はちっさかったなぁ。大きくなったもんだ。』
ヨッシー『でってぃう。』
昔はジャンプのマリオさんなんて言われてたかな。今じゃちょっと飛び跳ねただけで腰が抜けちまう。
みんなが見たら笑ってくれるかな。ははは…ははは。




52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 19:17:45 ID:6Q2IK48UO

さすがに飯を食わなければ明日まで体が持たないと考えたマリオは弟に電話をした。
いつからだろうか受話器を持つたびに手が震えるのは。
一通話30円は俺にとっての大金だった。
ルイージ「もしもし。」
マリオ「ああ、俺だ。」
ルイージ「また金か。なら今すぐこいよ負け犬。」ガチャ
ツーツー
マリオ「ヨッシー留守番頼んだぞ。ちょっといっていくる。」




53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 19:18:41 ID:a4PvSsr30

正にスレタイからは想像もできない展開




54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 19:20:53 ID:yt/YybV10

超展開




55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 19:22:59 ID:vpaTuce8O

超展開すぎるだろwww
支援せざるおえない




77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 21:30:22 ID:6Q2IK48UO

ルイージは町でIT系企業を立ち上げ、キノコ王国屈指の一流企業の社長になっていた。
任天堂のゲームにも脇役で出演したりしてこつこつ資金を稼いでいたらしい。
今では『スーパールイージワールド6』、『ルイージマンション8』、『星のルイージスーパーDX』等数々のシリーズ作品の主役にもなっている。
年収?恐らく国が動く程度だろう。
かつての緑の二番手は
今や任天堂の看板キャラクターだ。




78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 21:32:44 ID:BMFJ+vn3O

緑色のくせに……




79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 21:33:02 ID:M4jrixVK0

セレブw




81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 21:42:50 ID:6Q2IK48UO

マリオ『すみません。』
フロントガール『何かご用でしょうか?』
フロントガール(うわ!くさいこの人!)
マリオ『社長に合わせてくれ。』
フロントガール『少々お待ちください。』
しばらくしてマリオはエレベーターで最上階へ向かった。




82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 21:51:18 ID:6Q2IK48UO

マリオ「ルイージ…」
そこにはスラッとした体系で気品漂うスーツを身に着け、カイゼルカットの男がいた。ルイージだ。
ルイージ「ほらよ、金。」
ルイージはマリオの頭の上から札束をばらまいた。
床に散らばる限り無い財力。命の切符。
マリオ「はぁ…はぁ…金!金…!」
ガサガサ
マリオは腰を落して息を荒立てて拾った。
ルイージは見下すような下目遣いをして、厳しい顔でマリオを見ていた。




85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 22:02:47 ID:6Q2IK48UO

ルイージ「早く帰れ。ここはお前のくる所じゃない。」
マリオ「…はい。すみま…せん。」
何ともみすぼらしい声だった。
町で一番高い所で働く弟と
町で一番の地下で働く兄の位置は
あまりに遠かった。
マリオは札をバックに詰めて、そそくさと部屋を後にした。
ルイージ「もしもし明日朝一で掃除係呼ぶように言っといて、なんか部屋酷く汚れちゃってさぁ。」ガチャ
?「あなたぁ、電話まだ終わんないの?」
ルイージ「すまないね今行くよ、デイジー。」




94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 22:19:22 ID:6Q2IK48UO

風にたなびいた赤く美しいカーテンが最上階の窓から見え隠れしている。世界の羨望の的である2人はバルコニーから町を見下ろしていた。
デイジー「この町の灯や光、キラキラしたものは全て私達の物なのね。」
ルイージ「あぁ。全て君と俺だけの輝きさ。乾杯。」カチッ
年代物のブランデーを豪快に汲み取ったワイングラスを重ね、しみじみと飲み干す様はさすがは国を代表する富豪といったところだろうか。




96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 22:27:37 ID:6Q2IK48UO

ルイージ「俺が世界一になったあかつきには、君に全てを捧げよう。金も、町も、国も、そして俺自身も。
何より美しい君の物さ。君の美貌にはこの国の灯じゃとてもかなわない。」
デイジー「ホント?嬉しいわ///」
2人の唇が甘い音を立てて重なる。
ルイージ「はは、君は本当に甘えん坊だな。」
それからしばらくして2人は薔薇に囲まれたシルクのベッドに身を包んだ。
生まれたままの姿で、何度もキスを重ね、愛し合い。月灯に照らされたワイングラスは輝きはその行為を加速させた。
ああ、この町は夢と野望で溢れ返っている。




99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 22:37:53 ID:6Q2IK48UO

マリオは町の隅を歩く様に小走りでコンビニに向かった。
町を行く人々が嫌な目でこちらを見ている。
「みてみてあの人ホームレスよ!」
「やっだー!キモいぃいい!マジ消えて消えて!しっしっ」
―やめろ―
―やめろやめてくれ―
―そんな目で俺を見るな、見るなぁああああ!―


マリオは走った。
そしてやっとの思いでコンビニに着いた。よくよく考えても見るといつものことだ。何も変わったことじゃない。もう慣れっこさ。慣れっこさ…。




100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 22:46:44 ID:j5iHER8F0

>もう慣れっこさ。慣れっこさ…。
やめろ…やめてくれ…




101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 22:56:26 ID:6Q2IK48UO

コンビニの前では若いキノコ達がたむろしている。
若者はこんな時間に何をしているんだ。今は世間一般的に大人が大人の遊びを楽しむ時間だぞ。
DQNキノコ1『おいおっさん。』
マリオ『?』
DQNキノコ1『金。』
マリオ『…!』
DQNキノコ2『おっさんから金の匂いがプンプンすんだよねー。』
気がついたら囲まれていた。
マリオ『やめろ…。』
DQNキノコ3『ちょっといただくぜ!』
バクシ!




102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 23:01:27 ID:6Q2IK48UO

マリオ「オ"ォウ!」
DQNキノコ1「はははwきめぇwww」
マリオ「…やめなさい。」
DQNキノコ2「は?なになに?聞こえねえなあ!」
バクシ!
マリオ「…ウブッ!!!」
DQNキノコ2「ハッキリ物言えよおっさん!」
バクシ!バクシ!
マリオ「…オォォ…」




105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 23:05:48 ID:6Q2IK48UO

ゲームの中なら何にだって立ち向かうヒーローだった。
でもここは現実だ。
今の俺を支配しているのは恐怖に他ならない。
体が震えている。
脳がアドレナリンを出しているのが良く分かる。
怖い。
目の前にある世界が怖い。




106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 23:10:20 ID:SpdWQ3dgO

マリオのテンソンが違いすぎるwwwww
それにしてもこの>1秀逸すぎwwwww




108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 23:13:00 ID:6Q2IK48UO

マリオ「ぉ…ぉお…マンマミーア…」
マリオのツナギが染み、異臭を放つ水溜まりが出来た。
DQNキノコ3「このおっさん漏らしやがったぜwwww」
DQNキノコ1「傑作だwww写メ撮ろうぜwww」
カシャッ
DQNキノコ2「はははwオレツレ全員に送るわwwww」
DQNキノコ1「たまんねぇwww」
ガサガサ
DQNキノコ3「お、意外と金あんじゃねぇか。もらってくぜ!」
バクシ!
マリオ「…」




111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 23:22:14 ID:6Q2IK48UO

DQNキノコ1「あーあ失神しやがった。ヒャッハッハ!涎とションベン垂れてやがるキメェなこいつwww」
DQNキノコ2「やめとけってwどーせ浮浪者だろwビンボー菌うつるぞwwwwなぁキノピオ?www」
キノピオ「もうやめとけ…くだんねぇ人間の相手する暇あったらエロ本でも読んでるほうがましだわ。」
DQNキノコ3「はは、ちげぇねえwww」
マリオ「…」
DQNキノコ2「こりゃいい気味だwwwよしいこーぜwww」
キノピオ(あいつマリオだな…こんなになってやがったか。本当にいい気味だ。もうこの町にお前の居場所はねぇよ。早く気付けよこの糞レイプ野郎。)




112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 23:28:35 ID:6Q2IK48UO

ばしっ!
DQNキノコ2「っつ!いてえなぁ!前見て歩けよ!」
DQNキノコ3「…こいつは!」
キノピオ「クッパだ…逃げるぞ…!」
DQNキノコ1「退散!とんずらホイホイホイサッサー!」
キノコ達はキノコ菌が飛び散るくらい必至で逃げた。
クッパ「ふん…。」
俺様がお前達等に構うわけがないだろ。
この町は大きくなるにつれて治安まで悪くなっちまったな。昔が懐かしいぜ。
そしてクッパはズカズカと爪音を立ててコンビニへ入っていった。




113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 23:32:31 ID:6Q2IK48UO

キノコンビニ店員「いらっしゃいやせー。ひいい!クッパさんだ!」
クッパ「ザウルスコンドーム300個。」
キノコンビニ店員「か、か、かしこまりました…。450000円になります。」
クッパ「金は払わん。文句があるなら食うぞ。さらばだ。」
キノコンビニ店員「ひぃいいい!」
クッパはクリスマスに向けてコンドームを買い、気球で城に帰った。
愛する妻の待つ城へ。




118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 23:39:38 ID:6Q2IK48UO

ピーチ「おかえり…」
クッパ「ギャオオス!」
ピーチ「きゃああ!いきなり!」
帰って来た矢先クッパはピーチに飛び掛かった。
クッパのモノは恐竜で言うとキングサイズといったところか。
ざっと50cmはある黒の巨塔がそそり勃っていた。
ピーチ「やめて!毎日毎日もう嫌よ!」
どうやらあの頃の2人とは少し事情が違うみたいだ。




123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 23:48:29 ID:6Q2IK48UO

ピーチ「痛い…痛いわ…。」
あたし達は付き合ってもう何年もなるし、お世辞にも若いなんて言える歳じゃない。
けど歳をとるに連れて夫の暴力は増えていったわ。
最初は殴ってくるだけだったわ。それがだんだんエスカレートして今では一日何十回も性行為をさせられてる。
今は4:00よ…今日だけで何回目よ…このままだとあたし壊れちゃう。
クッパ「ギャオオス!」
ピーチ「いやぁあああ!」




124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 23:54:15 ID:6Q2IK48UO

クッパ「どうだ?気持ちいいのだろう?もっと激しく欲しいのだろう?」
ピーチ「いや…」
バチン!
クッパ「言ったとおりにしないか!俺様にはオマエの心が見え透いてならない…。」
ピーチは泣きたかった。しかし泣いたらまた殴られる。怖かった。
それは暴力からくる恐ろしさと言うよりは、今まで優しかった夫が急に手の平を返したように暴力的になったことへの恐怖だった。
以前のピーチの綺麗な髪の毛はストレスでクシャクシャになり。今はゲームで役を務める時にはカツラを被っている。




126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 23:55:35 ID:mfLElaWKO

まともな男が一人もいない…




128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-20 23:59:39 ID:6Q2IK48UO

言うとおりにしなきゃ…。
ピーチは静に決意していたがやはり心が痛んだ。
何より早くプレイから逃げ出したいという焦燥に駆られていた。
ピーチ「はい…気持ちいいです。御主人様のザウルスオチンチン私のピーチにぶち込んでください。」
どうだろうか。もし誰かがこの台詞を聞けば、本当にあのピーチだろうかと己が耳を疑うだろう。これがお姫様役が似合ってお淑やかで綺麗なピーチ姫様の言うことだろうか。
最近の彼女はそれほどまでに抑圧された日々を送っていた。
クッパ「ギャオスwギャオスwそれでよい!行くぞ…」
ギ…ギギギ…
ピーチ「っつ!あぁあああああ"ん"!」
クッパ「ンギャオオオオオオオ!!!」
この時城から聞こえた雄叫びは町まで届いていたという。




133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-21 00:08:36 ID:yzqzj6l/O

クッパ「ふぅ…。」グー!グー!
ピーチ「ねちゃった…」
夫が寝た刹那。彼女のダイヤモンドのような瞳から大粒の涙が溢れた。
ピーチ「…う…うわぁあああん…グスン。」
ピーチ「もう…嫌よ…」
ピーチは体にタオルを巻いて、シャワーを浴びていた。
シャワーの霧の中をピーチ姫のしょっぱいスコールが流れる。
助けて欲しい…でももうこの歳ではあてもないし、ゲームで知り合うのは顔も知らない新人ばかりだ。そう思う度に大声をあげて泣いた。
夫が寝ている間は唯一安心して泣ける時間なのだ。大切でいて尊い、まどろみの時間。




142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-21 00:17:55 ID:yzqzj6l/O

一人の夜を過ごし。月に向かって泣いては跪き。どうしようもない残酷な日常をただ享受するしかない。
そんな自分を締め殺したいくらい張詰めていた。毎日毎日氏のうと思っていた。
だけどそんな時いつも頭の中に浮かんでくる写真がある。
ただの紙切れに近いそれはピーチにとっては神様よりも偉大であってどんな言葉よりも勇気をくれる物だった。
髭の男を中心に皆や若き日の自分が仲良く笑っている。
それを思い返す度にもう少しだけ頑張ろう。
そう思えるのだった。
暗い夜が明けようとしていたそんな頃だった。




147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-21 00:29:35 ID:yzqzj6l/O

―おーい!―
マリオ(マンマミーア!クリスティーナちゃんのおまんこ美味しいチュブリーノ///)
―おーい!―
マリオ(クンカクンカ///ヤベェだぁ///そんなに攻められたらオラ逝っちまうだぁ////)
―おーい!―
マリオ(ヒャアッフゥウウ///)
―おきろコラ!!!―
バクシ!
マリオ「オォオ"!……は!やっぱし夢か…おっと夢精しちゃった///てへ///…ってキノ五郎さん!」
キノ五郎「おい!何をいってるんだ!こんな所で寝てたら風邪ひくぞ。」
マリオ「ここは…ああ…俺あのままゴミ箱で寝てたんだ…もう、朝か…」
なんか久々に日に当たった気がするな。ありがとうキノ五郎さん。お陰でキノコがモヤシにならなくて済んだぜ。



150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-21 00:36:50 ID:yzqzj6l/O

マリオ「キノ五郎さん、何でこんな所に?」
キノ五郎「ただコーヒー買いに来ただけだ。別にお前を助けたかったわけじゃない。
全く、なんであんな所で寝てんだよ。」
マリオ「ははは、すみません…ついつい飲んじゃって。」
キノ五郎「ふーん(´⊇`)」
キノ五郎「ま、散歩でも行っか!たまには朝から運動もいいだろ。」
マリオ「え!いきなりっすか…まじ朝からテンションパネェっすよ先輩。」
キノ五郎「つべこべ言わずについてこい。」
マリオ「うい〜す。」
そして俺達は近くの河原に向かって走った。朝の澄んだ空気は少しながら思い気持ちを紛らわせてくれた。





152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-21 00:44:08 ID:yzqzj6l/O

五分くらいで河原に着いたがなんせ慣れない朝だ、体にこたえる。
マリオ「フォウ…フォウ……」
キノ五郎「こんくらいでへこたれんなよ。町の配管工屋の名が泣くぜ。ほらよ、これやるよ!」パシ
マリオ「このコーヒーは?」
キノ五郎「頑張った君への御褒美(笑)だ。さぁありがたく飲め。」
マリオ「…グビ…グビ…」
あれ、コーヒーってこんなに美味しかったっけ。あれれ、涙が…オォウ




155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-21 00:53:23 ID:yzqzj6l/O

キノ五郎「それにしてもおめえは臭えなぁちゃんと風呂入れよ。配管工屋の嗜みってもんだぜ。」
マリオ「グビグビグビグビグビグビグビグビ!」
キノ五郎「おいおい何か喋れよ。どうだ。朝のコーヒーは体の芯から温まるだろ。俺も昔は先輩達とよk…っておめえ何で泣いてんだ?」
マリオ「…先輩!コーヒー美味いっす!オロロ〜ン!美味いっす!美味いっす!オロロロロォオン!キノ五郎せんぱぁあああい!」
キノ五郎「やめろ飛び付くな!男はお断りだ!悪いがオレはノンケだノンケ!その道に行きてぇならハンマーブロスあたりに絡んでやがれ!!」
マリオ「ウォワァアアアンミーヤ!」
キノ五郎「まぁ落ち着け。そろそろほんとの事聞いていいか?」
マリオ「…グスン。フォウ?」




159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-21 01:01:44 ID:yzqzj6l/O

キノ五郎「昨日何があった。」
マリオ「いや〜久々に飲みましたねぇ///」
キノ五郎「じゃあその靴で踏まれた跡はなんだ?」
さすがに鋭いな。
マリオ「こういうプレイをしてまして///いやぁ俺ってマリオだけにMだから///こういの好きでして…」
キノ五郎「嘘はいい。俺は真実が知りたい。」
マリオ「…く。」
馬鹿な俺は二の句が継げなくなり苦肉の策としてしかめっ面をした。
キノ五郎「力になりたい。もう一度聞く昨日何があった。」
上司の威厳に満ちたその声に圧倒されたためか、会社でギクシャクした関係を持ちたくないためか、はたまた付き合いの上での情か。俺は昨日あった事を全て洗いざらい話した。




163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-21 01:11:10 ID:yzqzj6l/O

キノ五郎「そうか…すまねぇな…ちっちぇ会社で。ほんとにすまねぇこの通りだ!」
キノ五郎さんは頭を下げて俺に謝った。
なんとも心が痛んだ。
マリオ「いや、いいですよ。キノ五郎さんは何にも悪くないっすよ。優しくて力強くて、ほら、今だって助けてくれようとしてるじゃ無いっすか。俺、キノ五郎さんにだったら掘られてもいいっす!」
キノ五郎「最後のは余計だ…。俺もいい後輩を持ったもんだ。心から礼を言う。」
キノ五郎さんはそう言ってまた頭を下げた。
やめてくれ。あんたに下向きは似合わない。
マリオ「こちらこそキノ五郎さんみたいな上司持てて幸せです。」
キノ五郎「はは、俺は幸せ者だな。配管工屋で良かったよ。臭え仕事だけどよ、地上の奴等にゃ分からねぇもんをいっぱい持っているつもりだ。」
朝日に照らされたキノ五郎さんの目はまるで子供みたいにキラキラしていた。




168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-21 01:20:09 ID:yzqzj6l/O

キノ五郎「なぁマリオ…一つ聞いてくれるか?」
マリオ「フォウ?」
キノ五郎「その返事やめろw笑っちまうwまぁ妻の話だ。」

妻?そういえばキノ五郎さんの家庭については聞いた事が無かった。
いや、聞かなかったという方が妥当だろう。
何となくそこだけはタブーの気がしていたからだ。
キノ五郎「おめえにだけは話そうと思ってな。」
マリオ「は、はい…。」
キノ五郎さんは淡々とそしてゆっくりと昔話を始めた。
まるでいつかいなくなってしまうかのようにも思えたがそれは生きて行く上で当たり前なのだと自分に言い聞かせた。




170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-21 01:33:14 ID:yzqzj6l/O

キノ五郎「俺の嫁さぁ。三年前に氏んだんだ。ほら、この指輪はあいつの形見だ。」
キノ五郎さんはポケットから鑑定にはとても掛けられそうにもない古びた指輪を出した。
直後ここで鑑定云々を考えるのはおこがましいと心の中で詫びた。
キノ五郎「ちょうどキノコ景気の時だったかな。俺が配管工屋で働いて、ボロボロになってる夏のある日。ネコ見つけてな。いやぁ最初は食われるかと思ったぜ。
つっても良く見たら弱っててよ、頭のキノコ分けてやったんだ。」
今まで配管工で付いた傷だと思っていたキノ五郎さんの頭の傷の意味をそこで始めて知った。
キノ五郎「猫と暮らす日が続いたある日俺を訪ねて来た女性がいた。そりゃもうナイスバディで純粋無垢な俺でもフル勃起だったぜ。しかもそいつが猫の飼い主だったからたまげたもんだ。」
キノ五郎「それからそいつと俺は仲良くなった。テニスしたりゲームしたり、猫と戯れたり、夏祭りで花火眺めたりよお。」
キノ五郎「気がついたら結婚してた。」




175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-21 01:43:24 ID:yzqzj6l/O

キノ五郎「あんときゃ幸せだったさ、毎日が新しくてな。俺が配管工で臭えヘドロ付けて帰って来ても文句の一つも言わねぇで洗濯してくれた。これがまた良い匂いなんだわ。」
これを話してる時のキノ五郎さんの顔、最高に輝いてた。なんていうか、サンシャイン並に。
キノ五郎「でもよ、不幸な事に元々体が弱い娘でよ。子供は生める体じゃなかった。菌を受粉する細胞が弱ってたんだ。あいつごめんねって泣いてた。」
キノ五郎「それでも俺達はめげなかったさ。キノコの神様って最後まで諦めなかった者のみに幸せくれるんだろ。
俺達は精一杯生きた。二人と一匹、ほんとに幸せだったぜ。しかし幸せに甘え過ぎて浮かれていたんだ。あの日がくるまでは。」




178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-21 01:54:09 ID:yzqzj6l/O

キノ五郎「明日を嫁の誕生日に控えた8月25日。夏も涼しくなって来たからって、あいつ猫と散歩行ってたんだ。
俺はキノコ景気で忙しかったから朝から仕事でよう。そしたらいきなり内の猫が来やがった。ヤケに慌てた様子だったから何かあったことは直ぐに分かった。」
キノ五郎「いやぁな予感がしてた。配管工屋の勘って奴だ。俺はその日の仕事をほっぽらかして猫を追った。走って走って走ってその先に確かな現実を見た。」
キノ五郎「叫んださ。菌が無くなるくらい叫んだ。だってよ…目の前で嫁が頭半分砕けて倒れてるんだぜ。」
キノ五郎「人はあまりにキノコに触りたがらないから倒れてても無視だ。知らぬフリ見て見ぬフリ。あんな現実があっていいのか!なぁ!なぁ!」
ガサガサ!
キノ五郎さんは俺の胸倉を強く摘んで揺すった。俺には掛けて上げられる言葉を探す力は無い。
キノ五郎「す、すまねぇ…つい熱くなっちまった…」
マリオ「…続けてください。」




180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-21 02:04:51 ID:yzqzj6l/O

キノ五郎「俺は妻を抱いて直ぐ医者に駆け込んだ。しかし人間の医者は皆相手にしてくれなかった。」
キノ五郎「何件もたらい回しにされ、途方に暮れた挙げ句、俺は町外れに小さな医者を見つけた。そこにいたジイさんが何とか手当てしてくれた。
でもよ、分かるんだよ。あいつがだんだん弱ってるの。」
キノ五郎「23:00になって、俺はあいつにもうすぐ誕生日だぞ、あと少しだ!頑張れ!頑張れ!俺達夫婦まだまだこれからだろ!って言ったんだ。
キノコの神様は最高まで諦めなかった者に幸せを与えると信じていた。いや、何かにすがるしかなかった。怖かった。今が無くなるのが怖かった。」
キノ五郎「そんな終末への夢はやはり夢でしかなかった。愚かな行為だった。
誕生日まで後五分くらいの所で妻が何か喋ったけど、聞き取れなかった。その後妻は小さく笑って、息を引き取った。」




184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008-10-21 02:13:45 ID:yzqzj6l/O

キノ五郎「それからかな猫もだんだん弱って後を追うようにこの世を去った。一人の残された俺には配管工しか残って無かった。
臭くて暗くて汚い世界。それでも希望を手探りで探そうとした。」
キノ五郎「仕事をほっぽらかしてしまった俺だが何とか夜勤には付けた。不幸中の幸いってやつか。もしかすると神様の贈り物か。
あの時は何であっても有り難かった。」
キノ五郎「夏は静かに終り。気がついたら、寒い冬が来ていた。」
キノ五郎「そして今に至るわけだ。はは。」
キノ五郎さんは泣いてた。こんなに泣く所を見たことがない。普段押さえ込んで来た寂しさや辛さ、未だに押さえられない愛情が溢れていた。
誰に彼が救える。もはや何もありはしないのは俺でも分かった。
冷たい配管工だけが彼の居場所なのだと悟った。