山奥にいたお爺さん
245 :おさかなくわえた名無しさん :2006/11/03(金) 16:02:12 ID:4fVC17ff
犬と一緒に最近出来た30分で山を一周できる遊歩道を散歩していたら
なかなか展望台に着かず道を間違えて山奥まできてしまったことに気付いた
仕方なく元来た道を歩いてると、正面から手ぬぐいを首に巻いたお爺さんがやってきた
突然お爺さんに「こんなとこで何やってるんだ!」と怒られビビって黙ってしまった
すると「●●(住んでる土地の名前)の○○(私の名前)じゃないか?」
と知らない人から私の名前が出てきてびっくりしてしまった
「ちゃんと守ってるからもうかえりなさい」と言われて
はぁすみません…と言いつつ不思議な気持ちで家に帰った
夜、お母さんにこのことを話したら、どうやら私が迷い込んだ所は母方の実家の山で
山を管理しているような人はいないとのことだった
うちの山だったことに一番びっくりしたけど、あのお爺さんは何だったんだろうと思った
あと、その山には熊がいて今年はどんぐりが不作で人や民家に被害が何件かあるし、
相当ヤバい場所を私は散歩していたらしくお母さんに驚かれた
お母さんが言うには、そのお爺さんはもしかしたら死んだお祖父ちゃんで
お祖父ちゃんは、何個かある山でその山から見える景色が一番好きで、
よく手ぬぐいと麦わら帽子を持って手入れにいったし、
今日私が歩いた遊歩道は一番きれいな景色が見える山の表の方を、
お祖父ちゃんが市にあげたと仰天のエピソード付きで教えてくれた
お母さんが、私も逢いたいわねぇーって言った時の笑った顔がとても不思議な顔だった
長文でごめんなさい