孤独のカレーパンマン

1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 12:47:09.37 ID:FPAHBLQy0
ある日、食パンマンがドキンのお腹の中に自分の子が居ることを皆に告げた。
それは3人がバラバラになる事を予感させる出来事であった。
アンパンマン「マジかよ・・・」

食パンマン「ああ、悪い・・・」

アンパンマン「悪いじゃねーよ、俺たちこれからどうすんだよ」

食パンマン「悪い・・・」

アンパンマン「ドキンとは何でもねーってお前言ってたろ!俺たちを騙したのか!?」

食パンマン「騙した訳じゃない・・・ただ言い出せなかったんだ・・・」

アンパンマン「フザけんな!」

カレーパンマン「もういい! もうやめろ・・・」



4 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 12:49:21.66 ID:FPAHBLQy0
食パンマン「本当にすまない・・・」

アンパンマン「チッ」

カレーパンマン「これから、どうする気なんだお前?」

食パンマン「ドキンと一緒にどこか平和な街で静かに暮らそうと思ってる」

アンパンマン「逃げるわけか」

カレーパンマン「もうやめろ!アンパンマン!」

アンパンマン「カレーパンマン、お前はそれでいいのかよ!もう3人でパトロールできねーんだぜ!?」

カレーパンマン「遅かれ早かれ、いずれはこうなると思っていた、それにもうそろそろ潮時だろ・・・」

アンパンマン「なんだよ潮時ってよ!! まだまだこれからじゃねーか俺たち」



7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 12:52:12.78 ID:FPAHBLQy0
カレーパンマン「なあ、アンパンマン」

アンパンマン「あん?」

カレーパンマン「お前、メロンパンナちゃんの事どうするんだ?」

アンパンマン「ど、どうするもこうするもねーよ」

カレーパンマン「あの子、ずっとお前を待ってるんだぞ」

アンパンマン「勝手に待たせてりゃいいんだよ」

食パンマン「アンパンマン! 大人になれよ、あの子は何も言わずずっとお前の後ろを付いてきてるんだ、
そろそろ振り返ってやれよ」

アンパンマン「お、お前に言われたくねーんだよ!」

食パンマン「時折あの子は、すごく疲れた顔を見せる、お前は知らないだろ、 あの子はお前の前だと
いつも笑顔を作ってるからな」

アンパンマン「な、なんだよそれ・・・」



8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 12:54:12.97 ID:FPAHBLQy0
カレーパンマン「一昨日、あの子の誕生日だった、その時お前は何してた?」

アンパンマン「・・・。」

カレーパンマン「パトロールの後、キャバクラで呑んでたろ」

アンパンマン「・・・。」

カレーパンマン「調子に乗って、店で顔をちぎってキャバ嬢たちに分けて遊んでたんだってな?」

アンパンマン「・・・。」

カレーパンマン「あの子は、そんな事と知らず、毎日パトロールに行くお前の為に、
ジャムと一緒にお前のスペアの顔を一生懸命作ってたんだぞ」

アンパンマン「・・・・・・。」

カレーパンマン「呑んで酔っ払って、顔が半分以下になって帰って来るお前に一切文句も言わず、
お前が寝込んだ間に顔を新しくしてくれてるんだ」



10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 12:57:14.81 ID:FPAHBLQy0
カレーパンマン 「なあ、アンパンマン、今度はお前があの子の本当の笑顔を作ってやるべき
なんじゃないのか?」

アンパンマン「ふん、わ、解ったよ。」

アンパンマン「・・・。」

カレーパンマン「・・・。」

食パンマン「・・・。」

アンパンマン「よ、よし、じゃあ俺、そろそろ帰るわ」

食パンマン「俺も、ドキンが待ってるから、そろそろ行く」

カレーパンマン「よし、じゃあ解散だな、これからは一緒にパトロールする事もないけれど、みんな元気でな」

アンパンマン「カレーパンマン、お前も女作れよw じゃあな」



こうして3人は別れを告げた。
食パンマンはドキンと一緒に小さな街で静かに暮らそうと旅立ち、
アンパンマンはメロンパンナと一緒に冒険の旅に出る事となった。
また、年老いたジャムはパン作りを引退し、孫の元で世話になる事となり、
バタコはパン作りの修行の為、フランスへと旅立った。
そしてカレーパンマンは・・・。



11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 12:58:10.96 ID:KFnGfkjK0


これはやばいwwwwwwww




14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 12:59:32.40 ID:LAQRqxzS0
カレーパンマンはカレー大好きな俺がもらうぜ



15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 12:59:33.53 ID:D6N6qOMG0
wktkにも程がある



16 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:00:02.00 ID:FPAHBLQy0
バイキンマン「うはっwwwこのリンゴうめぇぇぇぇ」

カレーパンマン「やめろ、バイキンマン、そのリンゴの木はみんなのものだ!」

バイキンマン「来たなぁ?カレーパンマン、今日こそこの新開発の武器でおま」

カレーパンマン「カレービーム」

バイキンマン「ぎゃあああああああああ、覚えてろよてめー」


いつものようにバイキンマンと闘い、街の平和を守っていた。
カレーを吐き出すとカレーパンマンは自分でカレーを作り、自分の顔に補充していた。


バイキンマン「うはっwwwこのスイカうめぇぇぇぇ」

カレーパンマン「カレービーム」

バイキンマン「来たなぁ?カレーパ ぎゃあああああああああああ」



日常だった。



17 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:00:33.67 ID:KFnGfkjK0
吹いたwwwwwwww



19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:01:48.65 ID:LAQRqxzS0
バイキンマンwwwwwwwwwww



20 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:02:24.31 ID:FPAHBLQy0
ある日を境にバイキンマンはイタズラをしなくなった。
UFOの修理の際に、機械に左手を巻き込む事故に会い、
左手を切断すると言う大手術が行われたのだった。
それを聞きつけたカレーパンマンは病室に飛んでいった。


カレーパンマン「だ、大丈夫か!? バイキンマン・・・」

バイキンマン「よお、カレーパンマン、はは、ドジっちまったぜ、はは・・・」

カレーパンマン「・・・。」

バイキンマン「来てくれて、ありがとな。」

カレーパンマン「お前に死なれちゃ、俺の仕事なくなるからなw」

バイキンマン「ははは・・・。」

カレーパンマン「・・・。」

バイキンマン「・・・。」



23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:05:05.96 ID:mtLZYztk0
これはドラマを感じる




26 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:05:53.37 ID:FPAHBLQy0
バイキンマン「なあ・・・。」

カレーパンマン「ん?」

バイキンマン「俺・・・もう、UFO乗れないのかな・・・。こんな左手じゃ操縦できないや・・・。」

カレーパンマン「・・・。」

バイキンマン「もう俺、飛べねーよ・・・。UFO修理できねーよ・・・。お前と、お前と、もう闘えないよ・・・俺・・・。」

バイキンマンは声を震わせながら泣いた。カレーパンマンは何も言えなかった。
バイキンマンの左手にグルグルに巻かれた包帯がとても痛々しく見えた。

カレーパンマン「また飛べるよ、絶対に。」



カレーパンマンの精一杯の言葉だった。あふれ出る涙を必死にこらえてやっと出た言葉だった。
それからというものカレーパンマンは毎日バイキンマンの病室に訪れた。



32 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:10:25.89 ID:FPAHBLQy0
数週間後・・・。


カレーパンマン「おう、バイキンマン元気か?」

バイキンマン「病室で寝てる奴に元気か?はねーだろwww」

カレーパンマン「ははは、そうそう、今日はリンゴ持ってきてやったぞ」

バイキンマン「お、サンキュー、わざわざ買ってきたのか?」

カレーパンマン「いや、あのリンゴの木から拝借してきたw」

バイキンマン「ちょwwwおまwww」

カレーパンマン「ほれ、受け取れw」

バイキンマン「ちょwwwわーwww お前左手に投げんな、受け取れねーwww」



左手が無い事をカレーパンマンが気遣うと、バイキンマンはもっと辛い気持ちになる。
そう考えた、カレーパンマンなりの優しさだった。
そして2人でリンゴを食べた。
病室で2人はいつも楽しそうだった。



33 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:10:51.72 ID:DoOLayop0
これはいい・・・




ところでカレーパンマンってあだ名のヤツ学年に一人はいたよな?



34 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:11:50.81 ID:JRVdifwK0
バイキンマンていじめられてる奴はいた



36 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:12:40.02 ID:o/AMVEH/O
かに座ってだけで馬鹿にされてるやつならいた



38 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:13:08.23 ID:FPAHBLQy0
そしていつものようにカレーパンマンが病室に訪れた。
しかし病室のドアを開けると、そこにバイキンマンの姿はなかった。
ベッドに手紙が置いてあった。



カレーパンマン悪いな、俺、退院するわwww
毎日来てくれて楽しかったぜ
左手がなくても、右手あるし、右手だけで動くUFO作ればいいしwww
退院の事、黙ってて悪いな。
言うとお前、UFO作るの手伝うとか言って、俺の秘密基地に着そうだったからよwww
秘密基地バレたら、秘密じゃなくなるwww
いつになるか解らないけどUFO作ったら、また闘おうぜ、カレー対策万全のUFO作るから
そうそう今度さ、俺、人助けってのやってみようと思うんだwww できっかな?俺にwww
じゃあ、ありがとうな、本当にありがとう
バイバイキン



カレーパンマン「バイキンマン・・・。」



40 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:14:39.92 ID:KFnGfkjK0
ガチで泣いた



45 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:16:42.83 ID:LAQRqxzS0
バイバイキンに泣いた



46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:16:54.59 ID:FPAHBLQy0
その後もカレーパンマンはパトロールを続けた。
何も起こらない、平和な毎日だった。


カレーパンマン「ふぅ、よし今日も異常なしだな」

カバオ「あ、カレーパンマン!」

カレーパンマン「よお、カバオ」

カバオ「今日もパトロール?」

カレーパンマン「ああ、ま、でも最近はホント平和でパトロールって言うより、散歩に近いけどな」

カバオ「はははは、あ、そうだ僕ね、隣町に引っ越すんだ!」

カレーパンマン「え、そうなのか?」

カバオ「うん、隣町に家を買うんだって、僕の部屋もあるみたい」

カレーパンマン「そうか、それは良かったな」

カバオ「あ、そろそろ僕帰らなくちゃ、ね、今度遊びにきてよ!」

カレーパンマン「ああ」

カバオ「じゃあね!!」



47 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:17:50.05 ID:D6N6qOMG0
>>46
ちょwwwwwwwwこの展開はwwwwwwwwwwwwwwwktk



49 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:19:24.59 ID:FPAHBLQy0
そして次の週、カバオは引っ越した。
そのまた翌月、天丼マン、カツ丼マン、釜飯丼マンの3人が合同結婚式に参加し見事に結婚し、
仲良くカップル6人で写った写真がカレーパンマンの元に届いた。
ロールパンナの失踪、ホラーマンの死去、チーズが保健所に連行、
その他みんな、カレーパンマンの元を去った。
こうして、この街でカレーパンマンを知る人が、また1人、そしてまた1人と減っていったのである。

平和なこの街でカレーパンマンの活躍の場はなく、
カレーパンマンの存在を新たに知るものは居らず、
周囲からはカレーパンマンを、いつも空を飛んでいる奇妙なパンだと
気味悪がられるようになった。
しかし、カレーパンマンをパトロールを黙々と続けた。
この街の平和を守るために・・・。

だが彼は自分の存在意義を見出せないと、毎日苦悩の日々が続いた。
そんなカレーパンマンは、パトロールに顔を出す日が徐々に少なくなっていった。
家に篭っては、ただボーッと空を見つめていた。


カレーパンマン「俺は・・・もう必要ないんだろうか・・・。」



51 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:21:43.59 ID:OcR72aSQO
>>46

ホラーマン・・・・・・・



52 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:22:15.42 ID:HWPxIR5h0
ちょwww合同結婚式ってwww



54 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:24:18.53 ID:svNyNXz+O
ちょwww保健所wwwwww



53 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:22:45.98 ID:FPAHBLQy0
そしてカレーパンマンは全く、外に出なくなった。
街で空き巣が多発した時期が続き、地元新聞で取り立たされた時も、
カレーパンマンは外に出なかった。
街の皆はいつもは奇妙なパンだと気味悪がっていたのに、
こういう事件が起きても一切外に顔を出さないカレーパンマンを臆病者だと一斉に批難した。

またカレーパンマンがバイキンマンのお見舞いに、
毎日リンゴの木からリンゴを取っている瞬間の写真が面白おかしく新聞を賑わせた。
彼の家には「この街から出て行け」というイタズラの張り紙が貼られ、
たまに外に出ても石を投げつけられた。
カレーパンマンはもう街のヒーローではなくなったのだった。

そんなある日。



56 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:25:34.92 ID:FPAHBLQy0
その日はクリスマスで、大雪が降っていた。
そんな中、TVのブラウン管からニュースが流れ込んだ。

レポーター「ドゲドゲ山の空中、ヘリからの中継です!!」
レポーター「大変です、少女が雪山の崖から転落しそうです!! 救助隊はヘリから降りる事が
できません!!」

まさに、絶体絶命の場面だった。
カレーパンマンはその映像を顔色一つ変えることなく、ずっと眺めていた。


カレーパンマン「俺は・・・もう、ヒーローじゃないんだ・・・。」


その時、レポーターのカメラが崖に近づく物体を捉えた。


レポーター「あ、あれは・・・バイキンマンです!! バイキンマンが少女に襲い掛かりにきてます!!!」

カレーパンマン「なっ! バ、バイキンマン!」



59 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:27:07.66 ID:FPAHBLQy0
バイキンマン「なはははは、俺様がやってやるー」

レポーター「大変です!! このまま少女はバイキンマンに崖に突き落とされてしまうのでしょうか!!」

 (そうそう今度さ、俺、人助けってのやってみようと思うんだwww できっかな?俺にwww)

カレーパンマン「ち、違う!! バイキンマンは助けるために・・・!!!」


TVの映像では、バイキンマンがボロボロのUFOを操縦していた。
なんともブサマにフラフラと飛んでいた。今にも落ちそうだった。


カレーパンマン「飛べたんだな・・・バイキンマン。」


カレーパンマンは家を飛び出した。
必死に飛んだ、少女の元へ! バイキンマンの元へ!



62 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:28:02.09 ID:HWPxIR5h0
バイキンいいやつ。。・゚。(ノд`)・゚・。



64 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:30:30.36 ID:FPAHBLQy0
雪の降る中、カレーパンマンは猛スピードでドゲドゲ山へ飛んだ。
雪で顔が少しずつ萎れていく。
それでもカレーパンマンはスピードを緩めることなく、必死に飛んだ。
そしてドゲドゲ山が見えてきた。


カレーパンマン「あそこか!!」


その崖には少女とバイキンマンが居た。
崖に落ちそうな少女に、バイキンマンが右手を差し出し、
少女がそれにしがみついている状態だった。


カレーパンマン「今、いくぞ!!」

カレーパンマンは崖に急いだ。

バイキンマン「遅いぞ!カレーパンマン!!」

カレーパンマン「バ、バイキンマン!!」

バイキンマン「は、早く、早くこの少女を抱き上げてくれ!! も、もう俺ヤバス」



68 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:33:17.43 ID:FPAHBLQy0
カレーパンマンは飛びながら、少女を抱き上げた。


ズシッ


顔がぬれて力が出ないカレーパンマンは、1一人抱き上げながら飛ぶのは非常に困難であった。
それでもカレーパンマンは踏ん張り、なんとかゆっくりと安全な場所へと必死に飛んだ。

しかし、その時。


バイキンマン「うわああああああ」


バイキンマンが崖から足を滑らせたのだった。


カレーパンマン「バイキンマーーーーーーーン!!」



70 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:36:16.11 ID:FPAHBLQy0
カレーパンマンはとっさに手を差し伸べた。
バイキンマンもとっさに手を差し出した、しかしその差し出した手は痛々しい左手。
その差、わずか数センチ。
二人の手は合わさる事無く、空を切った。


カレーパンマン「バイキンマーーーーーーーン!!」


カレーパンマンの目には全てがスローモーションに見えた。
バイキンマンは静かな笑みを浮かべながら、落ちていく。


 「行け」


バイキンマンは確かにそう言った。
バイキンマンの身体が闇へと吸い込まれるように小さく、また小さくなって行く。


カレーパンマン「バイキンマァァァァァァァァァァァァァン!!」



71 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:36:16.68 ID:LAQRqxzS0
バイキンマンがああああああああああああああああああ



73 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:37:13.64 ID:/YP/I2l20
うわああああああああああああああ



74 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:37:47.46 ID:Ba6oo8UX0
バイキンマァァァァァァァァァァァァァン!!



76 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:38:45.16 ID:HWPxIR5h0
バイキーン。。・゚。(ノд`)・゚・。



77 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:38:50.44 ID:FPAHBLQy0


その時!!


バイキンマンの身体がフッと宙に浮いた。


バイキンマン「な、なんだあ!?」

アンパンマン「おーっとっと、危ない危ない」

食パンマン「ふぅ、間に合ったな」

カレーパンマン「お、お前たち!!」

アンパンマンと食パンマンがバイキンマンの身体を支えたのだった。

食パンマン「よし、このまま安全なところへ」

バイキンマン「ちきしょう・・・お前たちに助けられるとは」

アンパンマン「んだとー?落とすぞてめー」

バイキンマン「わ、わ、わ、待った、まあ待てwww」


こうして無事、少女は無事救出された。
街の歓喜の声にあふれその雄姿に涙する物が多かった。
カレーパンマンをはじめ、アンパンマン、食パンマン、そしてバイキンマンも
街の人に感謝されヒーローとなった。



80 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:39:33.12 ID:HWPxIR5h0
ちょwwwどっから沸いて出たアンパン食ぱんwww



81 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:39:45.65 ID:/YP/I2l20
うはwwwwwwwwwwwwww



85 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/04(木) 13:41:02.56 ID:FPAHBLQy0
街の人々から、このヒーロー達をもてなそうと食事会が行われた。


バイキンマン「つーか、お前カレー好きなのなwww」

カレーパンマン「ほっとけよ、お前こそ甘いもんばっか食ってちゃ身体壊すぞw」

アンパンマン「いいんじゃね?バイキンだしw」

バイキンマン「うっせーバーローwww 手が不自由なんだ、もっと優しくしろwww」

食パンマン「じゃあリンゴを取ってやるよ」

カレーパンマン「ほれ」
アンパンマン「ほらよ」
食パンマン「そーら」




バイキンマン「うわwww、だから左手に投げんなつーのwwwww」



− FIN −